災害時に孤立した地域での通信網の復旧を想定し、陸上自衛隊と通信事業者が共同で訓練を行いました。
仙台市若林区の陸上自衛隊霞目駐屯地で行われた訓練には、陸上自衛隊と5つの通信事業者などから約60人が参加しました。
自衛隊と各通信事業者では、東日本大震災の教訓を生かそうと通信網復旧のための協定を結んでいて、災害時は自衛隊が機材などの輸送を担うことになっています。
訓練では、通信事業者の社員が自衛隊のヘリコプターに応急的な復旧のための通信機材を積み込み、離陸するまでの手順を確認しました。
楽天モバイルBCP管理本部山崎淳子課長「やはり道路が通れないと運べない機材があるので、そうした所に可搬型基地局を運ぶことで孤立した地域の通信の確保が可能になることが大きなメリット」
能登半島地震では、自衛隊による輸送協力などもあり発生から約20日で通信の応急復旧が完了したということです。