イスラエル軍は、レバノンの首都ベイルートにあるイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の拠点に、大規模な空爆を実施しました。

 5日深夜から6日未明にかけて、ベイルート南部にイスラエル軍の空爆がありました。

 CNNによりますと、空爆はおよそ3時間にわたって続き、今回の紛争でベイルートへの攻撃としては、最大規模だということです。

 イスラエル軍は空爆の数時間前、「ヒズボラの施設を攻撃する」として、近隣の住民に対してただちに退避するよう呼び掛けていました。

 イスラエル軍は、地上侵攻に踏み切った南部のほかレバノン各地で攻勢を強めていて、1日以降、ヒズボラの司令官を含む戦闘員およそ440人を殺害したとしています。

 ヒズボラも6日、イスラエルに向けてロケット弾を発射していて、さらなる戦闘の激化が懸念されます。