アメリカ大統領選挙の投票日まで残り1カ月、ハリス氏とトランプ氏が支持率で拮抗(きっこう)したまま、終盤戦に入ろうとしています。激戦が続くペンシルベニア州から報告です。

 (梶川幸司記者報告)  トランプ氏は銃撃を受けた会場を再び訪れ、1時間半にわたって演説し、指導者としての「力強さ」をアピールしました。

アメリカ トランプ前大統領 「アメリカを再び偉大な国にするという我々の運動は、かつてなく強く、誇り高く、団結し、決意を固め、勝利に近付いている。我々はアメリカを再び偉大な国にする」

 トランプ氏は7月の暗殺未遂事件について、「我々の決意を揺るがすことはなかった」と強調し、支援者に向けて「共に勝利しよう」と呼び掛けました。

 集会には実業家のイーロン・マスク氏も登場し、トランプ氏への投票を呼び掛けました。

 一方、ハリス氏はハリケーンで大きな被害が出たノースカロライナ州を視察しました。

 トランプ陣営が政権の災害対応を争点化しようとするなか、被災地支援に万全を尽くしているとアピールしました。

 残り1カ月。今後の中東情勢などが選挙戦に影響を与える可能性もあり、最後まで予断を許さない展開が続くことになります。