宮城労働局は、衣類の修繕を行う仙台市若林区のビック・ママが新型コロナ対策の雇用調整助成金など約3億7000万円を不正受給したと発表しました。不正受給額は宮城県で過去最高です。

 不正受給していたのは仙台市若林区の衣類修繕などを行うビック・ママです。

 宮城労働局によりますとビック・ママは、事実と異なる内容でうその申請書類を作成し、2020年4月から2022年6月にかけて雇用調整助成金など3億6700万円余りを不正に受給したということです。

 新型コロナをめぐる雇用に関する助成金の不正受給としては、宮城県で過去最高額だということです。

 ビック・ママの守井嘉朗代表取締役は「宮城労働局に確認しながら申請を進めていたが、コロナ渦の混乱で書類にミスがあったのは事実。不適正に受給した助成金については返還する」とコメントしています。

 宮城労働局では、刑事告訴の可能性も含め警察に相談することにしています。