すしや刺身として人気が高いクロマグロの日本の漁獲枠が増えたことを受け、来シーズンの配分案が議論されました。海に面する都道府県すべてで漁獲枠が増える見通しです。

 今月3日まで開かれた国際会議では、クロマグロの日本の漁獲枠について、30キロ以上の大型魚を1.5倍、30キロ未満の小型魚を1.1倍とすることで合意しました。

 これを受けて水産庁の審議会は11日、来シーズンの配分について、国の管理となっている大型魚の沖合漁業では5339.6トン、都道府県が管理する沿岸漁業では2990.7トンとする案を承認しました。

 海に面する39の都道府県すべてで漁獲枠が増える見込みです。

 「大間のマグロ」で有名な青森県が最も多く、大型魚は508.0トンから685.8トンになります。

 この案は年内に正式決定の予定です。