韓国南西部の国際空港で29日朝、旅客機が着陸に失敗した事故でこれまでのところ死者は120人となりました。今後、さらに増える可能性があるということです。
午前9時ごろ、タイのバンコク発、韓国南西部のムアン国際空港行きの済州(チェジュ)航空機が、着陸に失敗する事故が発生しました。
韓国メディアによりますと、1度目の着陸をやりなおし、2度目に胴体着陸を試みたものの、滑走路を外れ外壁フェンスに衝突し、炎上したということです。
消防当局によりますと、これまでのところ、乗客120人の死亡が確認されていますが、「大半が死亡と推定される」と発表しています。
一方、乗務員2人が救助され、病院で治療を受けています。
乗員乗客は181人で、タイ人2人の他は韓国籍の乗客で、日本政府によりますと、日本人の搭乗はなかったということです。
現在、当局が事故原因を調査していますが、これまでのところ、エンジンが鳥を吸い込むなど上空でのバードストライクが原因と推定されるということです。
また、大統領の職務代行を務める崔(チェ)経済副首相が現場を視察しました。