韓国南西部の空港で旅客機が着陸に失敗して炎上。韓国当局はこれまでに132人の死亡が確認されたと明らかにしました。事故現場の韓国の務安(ムアン)国際空港から報告です。

 (河村聡記者報告)  私の後ろに機体が見えています。後ろの半分がひっくり返ったような形で残っています。

 その周りでは今、照明がたかれ作業が続けられていますが、消防当局は救助された2人以外はほとんどが死亡したと推定しているということです。

 左手に空港の建物が見えますが、事故機は当初、この南側から画面奥の北側に向けて着陸を試みました。これに失敗し、やり直しの2回目では画面奥の北側からこちら南側に向けて着陸を試みたということです。これが胴体着陸となり、減速しきれないまま南の端にある壁に衝突したということになります。

 事故の原因としてバードストライクが挙げられていますが、この辺りは渡り鳥の飛来地として知られていて、空港周辺でも日頃から鳥が多く目撃されていたということです。

 このあたりとの関連も含めて今後、事故原因の究明が進むこととなります。