東京株式市場は今年最初の取引です。日経平均株価は、年始の取引としては史上最高値をつけたものの、値下がりしています。

 (経済部・北村莉子記者報告)  市場関係者は、アメリカのトランプ次期大統領への警戒感が広がるなかでは「波乱の幕開けではない」と評価しています。

 6日は年始の取引としては史上最高値で始まりました。

 しかしその後、500円以上値下がりしました。

 ヘビ年は、株価の最高値の天井となる傾向があることから相場の格言で「辰巳天井」と言われます。

 今年について市場では、20日に就任するトランプ次期大統領の政策次第で、日本も大きな打撃を受ける可能性があると指摘する声があります。

 一方で、規制緩和などがプラスに働くことへの期待や、堅調な企業業績で中長期的には上昇基調となり、史上最高値を更新するという見方もあります。

 ただしばらくはトランプ次期大統領の発言に一喜一憂する展開となりそうです。