巳年にちなみ宮城県にあるヘビにゆかりのある施設では、幸運を招くという干支のヘビに期待を寄せています。
大崎市の紅葉の名所、鳴子峡から1キロほどの場所にある中山平温泉、蛇のゆ湯吉は開湯から400年です。ヘビにまつわる伝説があります。
蛇のゆ湯吉太田泉支配人「大蛇とムカデがけんかして大蛇が傷を負い、その時にお湯があって傷を癒やした。そこが温泉になったと言われて蛇の湯になったと言われております」
蛇を癒やしたとされる温泉は、源泉かけ流しのトロっとした肌触りで、切り傷や火傷、アトピー性皮膚炎などに効果があると言われています。
敷地内には神社があり、幸運の象徴とも言われる白蛇が描かれた板絵が掲げられています。
年末年始もヘビにまつわる温泉ということで、宿泊や日帰り温泉で例年よりも多くの客が訪れたということです。
蛇のゆ湯吉太田泉支配人「ヘビが傷を癒やしたように、心や体を癒やしていただいてまた次の生活に戻って頑張っていただけたらなと思っております」
仙台うみの杜水族館では、干支にちなんだ特別な展示が行われています。
職員が手作りした鳥居とヘビのオブジェを飾った特別な水槽を準備して、ウナギやアナゴの仲間シマウミヘビを展示しています。
シマウミヘビは黒と白のしま模様がが特徴で、展示されているシマウミヘビの体長は約40センチですが最大で1メートルほどまで成長するということです。
来館者「しましまのところがかわいい」「ウミヘビってもうちょっとでかいイメージがあったんですけど、意外と小さくてかわいかった」
仙台うみの杜水族館佐藤優奈さん「干支にちなんでということで取り上げておりますので、ぜひシマウミヘビの生態を知るきっかけにもしていただきたいですし、お正月らしさもお楽しみいただければと思います」
シマウミヘビの特別展示は、13日までの予定です。