石破総理大臣は、アメリカのトランプ大統領の就任演説を受けて「メイク・アメリカ・グレイト・アゲインそのものだった」と感想を述べました。
石破総理は21日午前10時前に官邸で報道陣の取材に応じ、「トランプ新大統領の演説を拝聴した。メイク・アメリカ・グレイト・アゲインそのものだった」と印象を語りました。
また、「歴代大統領の就任演説は高邁(こうまい)な理想を語るのが定番だった」とする一方、トランプ大統領の演説は「メキシコ湾はアメリカ湾、パナマ運河を取り戻す、火星に星条旗を立てるなど、選挙戦で語ってきたことがそのまま演説になった」と述べ、これまでの大統領の演説との違いを指摘しました。
今後の日米関係については「わが国はわが国の国益があり合衆国には合衆国の国益がある」とし、「真摯な議論を行い信頼関係を確立したい」と関係構築に期待を示しました。
調整を進めているトランプ大統領との会談については、「それほど時間はかからずに日にちが決まるかと思う」と述べ、国会審議に影響が出ない形で日程を決める考えを示しました。