4年ぶりに復活したトランプ政権に日本政府はどのように向き合っていくのでしょうか。

 (政治部・澤井尚子記者報告)  石破総理大臣は、トランプ大統領就任直後の21日午前2時にSNSを更新し、祝意を示しました。

石破総理大臣 「(就任演説は)Make America Great Again、そのものだったと思います」

 石破総理は、来月前半で調整しているトランプ氏との初めての首脳会談で、「日米それぞれの国益を活かして世界平和や世界経済について真摯な議論を行いたい」と強調しました。

 就任式が急きょ屋内に変更になり、メインの会場に入れたのはごく一部でしたが、岩屋外務大臣にはトランプ氏に近い席が用意されました。

 政府関係者は「当日になって席が決まった。アメリカ側に相当配慮してもらった」と日本を重視する姿勢と受け止めています。

 一方、「徹頭徹尾アメリカ第一主義だ。どうすればウィンウィンになれるのか、細心の注意でかじ取りする必要がある」と警戒の声もあります。

 関係構築1つのカギになりそうなのがエネルギー政策です。トランプ氏が力を入れる石油などの増産分を積極的に引き受ける案などが浮上しています。