宮城県大郷町が進めるスポーツパーク構想について、計画に賛成する町民たちが町議会の解散を請求するために必要な有権者の3分の1以上の署名を集めました。

 大郷町のスマートスポーツパーク構想は、2019年の台風19号で被災した粕川地区で総事業費17億円をかけサッカー場12面や宿泊施設を整備します。

 町の計画に対し町議会議員から計画を疑問視する反対意見が上がり、町が議会に提出した関連予算案はこれまで2度否決されています。

 これに対し計画に賛成する町民有志が、町議会の解散請求をするため12月から署名運動を行っていて、19日の集計で請求に必要な有権者の3分の1以上2370人分の署名が集まったことが確認されました。

 請求代表者只野茂博さん「思っていた以上に我々の考え方を支持していただいたということで、大変ありがたく思っております」

 署名は町の選挙管理委員会に提出される予定で、有効な事が確認されれば町議会の解散の是非を問う住民投票が行われます。

 投票では、過半数の賛成で町議会は解散となります。