トランプ新大統領は、早くもバイデン政権からの転換を印象付けています。ワシントンから報告です。
(小島佑樹記者報告) トランプ氏が最初に署名した大統領令は、バイデン政権時代からの方針転換でした。
トランプ新大統領 「まず、私は前政権の80近い破壊的で過激な行政処分を撤回する。歴代で最悪な政権の一つだった」
トランプ氏は初日だけで3回の演説をこなし、集まった支持者の目の前で大統領令に次々と署名するなど異例のパフォーマンスが続きました。
就任初日から数多くの政策を打ち出せたのは、トランプ氏や側近が大統領選挙の数カ月も前から勝利を前提に入念な準備を進めてきたためです。
トランプ新政権の中核を担う側近が歴代の大統領首席補佐官らと面会を重ね、初日に何を打ち出せば効果的かを研究してきたといいます。
場当たり的な場面が目立っていた1期目とは打って変わって、2期目は「破天荒」に見せつつも、実は「用意周到」な側面がうかがえます。
不法移民対策などは反発が予想されますが、分断をもいとわない強気の姿勢で政権運営を進めていくとみられます。