フジテレビを巡る一連の問題を受けて多くのスポンサー企業がCMの放映を見合わせるなか、フジテレビが企業に対し、差し替えた分の料金を請求しないと伝えたことが分かりました。
フジテレビを巡っては、少なくとも75社が自社のCMの放映を見合わせています。
原則としてACジャパンの広告に差し替わった場合、企業などに広告料が戻ることはありません。
しかし、関係者によりますと、フジテレビが代理店を通じて企業に対し「このような状況で広告主の皆様から料金を頂くことはできない」として、今月末までの差し替え分の料金を請求しないと伝えたということです。
来月以降についてもキャンセルを受け付けます。
CMによる収入は2023年度のフジテレビの全収入の6割を占めていて、今後の業績への影響が懸念されます。
CMの差し替えがフジテレビ系列の各局にも及んでいることについては、「系列の各局には関係がありません。ガバナンスも含め独立した企業であること、是非ご配慮を賜りたくお願い申し上げます」と理解を求めています。