メジャーリーグでMVPを受賞した大谷翔平選手が、ロサンゼルスを襲った大規模火災の影響で授賞式ディナーを欠席し、ビデオメッセージでチームや家族へ感謝を伝えました。

 25日にニューヨークで行われた授賞式ディナーは、MVPや新人王らが出席する毎年恒例のイベントで、大谷選手は英語でおよそ3分間のビデオメッセージを寄せました。

 冒頭で「ロサンゼルスのひどい山火事によって、私と家族が参加できない理由がたくさんあります」と会場に行けないことを謝罪し、「住む場所や愛する人を失った人々、山火事で被害を受けたすべての人、そして行き場所や亡くなったすべての動物のために祈ります」と述べました。

 その後、昨シーズンについて「様々な点で特別な年になった」と振り返り、ドジャースのチームメイトやスタッフ、応援してくれたファンに感謝の気持ちを伝えました。

 そして、支えてくれた家族や友人にも感謝を述べ、妻・真美子さんに対しては「私の美しい妻、いつもそばにいてくれてありがとう」と思いを寄せました。

 最後に、再びロサンゼルスの火災に触れると、「ロサンゼルスと、救急救護隊、すべての消防士や消防署にこの賞を捧げたく思います」「強くあり続け、団結することで、この困難を乗り越えましょう」とスピーチを締めくくりました。

画像:AP/アフロ