子どもたちが的に向かって矢を放ち、当り具合で、その年の農作物の作柄などを占う「やぶさめ」の神事が宮城県涌谷町で行われました。

 涌谷町の箟岳山にある箟峯寺で行われた「やぶさめ」。約600年続く伝統行事です。 稚児が1月から12月の農作物の作柄と天候を占うため、12本の矢を放ちます。

 今年稚児に選ばれたのは、涌谷町の小学1年生木村晴喜さんと2年生の大和田宗佑さん。2人が交互に放った矢は全て的に命中しました。

【箟峯寺松本坊 坊城延溟住職】

「(当たったのが的の)端っこが多かったものですから特に8月、10月は台風が心配だなと。作柄は期待できるかなという事でございます」