厚生労働省が「月収65万円」を超える会社員などの厚生年金の保険料の値上げ案を発表しました。

田村元厚労大臣 「国民の皆様方にしっかりとご理解をいただき、納得をいただくということが重要でございます」

 厚労省の「年金部会」などの議論を経て先週、「年金改革関連法案」の概要が自民党に提示されました。そのなかでも今回、注目したいのが“厚生年金保険料の上限引き上げ”です。

 そもそも保険料は賞与を除く月収によって細かく等級分けされて決められていて、現行、等級の上限は「月収65万円」で、月々の保険料負担は「5万9475円」と設定されています。

 しかし今回、提示されたのは、その上限を「月収75万円」に引き上げるというもので、この等級に入る会社員は保険料が約9000円増加することとなります。

 というのも現状、月収65万円に達してる人が一定数いることから「75万円に引き上げることで高所得者に保険料を負担してもらおう」というわけ。

 2027年9月の開始を目指す方針ですが、これにネットでは…。

X(旧ツイッター)から 「また、子育てをする現役世代を苦しめる気なのか」 「まず、75万円は手取りで考えたら高所得か?」 「増税だ…もう年金制度自体やめてほしい」

 疑問の声も噴出することとなりました。