障害のある人たちでつくる団体が宮城県庁を訪れ、旧優生保護法で不妊手術を強制された被害者を積極的に探すことなどを村井知事に要望しました。
県庁を訪れたのは障害者とその家族、支援者でつくるみやぎアピール大行動実行委員会のメンバー12人で、村井知事に要望書を手渡しました。
みやぎアピール大行動実行委員会鷲見俊雄代表「当事者の思い、関係者の思いを生かしていけるような政策を一緒に作っていければ」
要望書では関係機関の協力を得て、旧優生保護法で不妊手術を強制された被害者を探して、謝罪と補償をすることなどを求めています。
実行委員会「いまだ自分が被害者であることを知らない方もいらっしゃるでしょうが、それでも通知しないというのは二重の加害になるということです。知らない方が本人にとって良いだろうというのは、障害のある人を軽んじていることになります」
村井知事「我々としては、来てくれなかった方が良かったんだ、その方が幸せだったんだと言われたらですね、逆にこれまたダメージ与えてしまったのではないかなという受け止めも、そういう声もあるということで」
一方、県が名取市で建て替える方針を示した県立精神医療センターについては、精神障害の当事者や現場を知る医師などを議論に加えることなどを求めました。