ロシアの首都モスクワの高級アパートで爆発があり、2人が死亡しました。親ロシア派を狙った暗殺とみられます。

 モスクワ北西部の高級アパートで3日に爆発があり、2人が死亡、少なくとも3人が負傷しました。

 死亡したのは受刑者らを集めた志願兵部隊「アルバト」の創設者アルメン・サルキシャン氏とその警護要員です。

 サルキシャン氏はウクライナで親ロシア派として10年以上活動していて、ウクライナ当局が指名手配していました。

 現地メディアなどによりますと、爆発はマンション内のエレベーターホールで起きました。

 独立系メディアは、警備の目をかいくぐって爆発物を敷地内に運び込み爆発させるため、1カ月以上前から綿密に準備された計画だと指摘しています。

 モスクワでは去年12月にもアパートの爆発で、ロシア軍幹部が死亡していて、当局がテロ事件として捜査しています。