仕出し弁当などで知られる仙台市太白区の金魂が、自己破産を申請したことが分かりました。
仙台地方裁判所に自己破産を申請したのは、主に葬祭会館向けの仕出し弁当や社員食堂の運営などを手がけていた金魂です。
帝国データバンクによりますと金魂は、2007年には温泉宿の茂庭荘や旧伊達伯爵邸の鍾景閣を取得するなど事業を拡大し、2012年8月期には売上高が約16億6000万円に達していました。
しかし、葬儀の簡素化や新型コロナの流行などを受けて仕出し弁当の需要が低迷し、コロナが落ち着いてからは茂庭荘の療養施設としての収入が減ったことも打撃となりました。
負債は約8億6000万円ということです。