東北最大の巨大交差点とも呼ばれる仙台市の国道4号箱堤交差点が2月に立体化されます。新たに開通する高架の区間が公開されました。

 国道4号仙台バイパス箱堤交差点を中心とした、卸町から苦竹にわたる1.4キロの高架区間が、2月8日に開通します。

 交差点付近の1日当たりの通行量は6万台から8万台と東北最大で、朝のラッシュ時には6キロ以上の渋滞が発生する場合もあります。

 慢性化する渋滞を解消しようと、国が総工費120億円をかけて6年前から立体化工事などの整備を進めてきました。

 新たに完成した高架区間は片側2車線で、市道との立体的な交差により、渋滞の解消や事故の減少につながると期待されています。 仙台河川国道事務所鳴海芳紀副所長「通行切り替え後は現地の案内標識、路面標示などに従って安全にご通行いただきますようよろしくお願いします」

 箱堤交差点では、慢性的に発生する渋滞が課題となっていました。

 現在は南北に進む国道4号側は直進と右左折で計9車線、東西に進む市道側も8車線と車線が多くなっています。

 ラッシュ時には右折車両がレーン手前にまではみ出して渋滞していたため、直進車両もなかなか進めない状況でした。

 工事では新たに高架区間が設けられ、直進車は信号に左右されず通行できるようになりました。

 右折車と左折車はこれまで通り平面道路を走行して曲がります。

 直進する車と交差点で曲がる車を分けることで、通行の円滑化を図るということです。