4日午後、茨城県にある東海第二原発の中央制御室で火災があり、およそ30分後に消し止められました。周辺の環境への影響はないということです。

東海第二原子力発電所 金居田秀二副所長 「多大なるご心配ご迷惑をお掛けしたことについて、深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

 日本原子力発電によりますと、午後2時前、東海第二原子力発電所の中央制御室で火災がありました。

 原子炉内の中性子の計測に関連する装置の作動試験をしていたところ、制御盤から火と煙が出ているのを社員が見つけ、消火器を使った初期消火などを行い、およそ30分後に消し止めました。

 原電は周辺の環境への影響はないとしていて、出火原因についても調べています。

 東海第二原発では2023年度に火災が5件発生し、先月、原電が再発防止策などをまとめた報告書を公表したばかりでした。