ラーメンの年間支出額日本一をめぐって山形市と新潟市が激しい争いを繰り広げていますが、仙台市がこの牙城を崩す可能性が出ています。
総務省が行っている家計調査のラーメン年間支出額では毎年、山形市と新潟市がトップ争いを繰り広げる年間の消費額が、7日に公表されます。
総務省によりますと、2024年1月から11月までの消費額は山形市が2万379円で全国1位、2位は新潟市の1万4937円となっていて、3位が仙台市です。その差はわずか700円で仙台市は2年連続で全国3位となっていてトップ2に割って入るまでラーメン一杯分に迫っています。
S−Style編集部岩本拓也さん「全国から有名店の味わいがどんどん仙台に入ってきている。博多ラーメンの有名店一蘭、蒙古タンメン中本など全国ネットの番組でも放送されるような有名店がどんどん進出してきている」
ここ数年、宮城県で大規模なラーメンイベントが行われていることも底上げの要因になっていると言います。
S−Style編集部岩本拓也さん「これまでラーメン店にはなかなか足を運ぶまでに至らなかったようなユーザーの方が、フェスやイベントを通して全国各地の美味しい味に触れてラーメンユーザーが増えるきっかけ作りにもなってる」
仙台市役所のラーメン好き職員で構成されたラーメン部は、山形市のようにラーメン店の情報をまとめたポータルサイトを開設するなどPRを強化するまでには至っていませんが、今後、観光資源としての活用を検討しています。
仙台市観光課庄司奨さん「ラーメンは観光にもつながりますし、地域資源として非常に有効なものだと思っている。もっと観光資源として消費を拡大することで、より多くの観光客の方がいらっしゃるところにつなげていければ一番良い」
消費額の公表まであと3日、仙台市は過去最高順位となる2位に躍進することはできるのでしょうか。