フジ・メディア・ホールディングスは今年3月まで1年間の決算で、フジテレビを中心とするメディア・コンテンツ事業が33億円の営業赤字になるとの見通しを発表しました。

 メディア・コンテンツ事業の赤字予想はフジテレビを巡る一連の問題を受けたCM差し止めの影響により、広告収入が大幅に減少することが要因です。

 フジ・メディア・ホールディングス全体の1年間の営業利益も180億円と、前の年に比べて約46%減少する見込みです。

 CM差し止めの影響を受ける前の去年4月から12月までの決算では純利益は240億円と、前の年の同じ時期に比べて25%の増加でした。

 また、一連の問題への対応として、2月中に若い世代を中心に作る「フジテレビ再生チーム」を社長直轄組織として立ち上げ、コンプライアンス・企業統治や経営戦略などをテーマに対応策を企画立案・実行することを合わせて発表しました。