ホンダと日産自動車が去年12月から協議を続けてきた経営統合について、協議の打ち切りも含めて検討していることが分かりました。

 ホンダと日産は持ち株会社を設立し、その傘下に両社を置く形で経営統合に向けた協議を続けてきました。

 関係者によりますと、ホンダが株式を取得して日産を子会社化する案を打診し、これについて日産は5日に開かれた取締役会で議論したとみられます。

 日産側では反発の声も上がっていて、経営統合に向けた基本合意書の撤回も含めて検討しているということです。

 関係者の間では経営統合の実現は難しいのではないかという見方も広がっていて、来週にも両社が結論を発表する見通しです。