アメリカのトランプ大統領がガザ地区を所有して経済開発する意向を示したことを受け、隣国エジプトに避難するパレスチナ人からは落胆の声が聞かれました。

ヤシン・アブ・オーデさん(37) 「470日以上の戦闘が停戦して希望を抱いたし、ガザの人々やパレスチナの仲間と連絡を取り合っていた。でも、トランプ大統領の発言の後には大きな不安を覚えた」

 ANNの取材に応じたのはエジプトに家族6人で避難しているヤシンさんです。

 トランプ大統領が「ガザ地区を所有する」考えを示したことに対し、発言の撤回を強く求めました。

ヤシン・アブ・オーデさん 「私たちはガザ地区の再建を望み、パレスチナ人の自立した生活を望んでいます」

 ガザ地区には両親がいることから、ヤシンさんは「故郷に帰れる時を待ち望んでいる」と話しました。