韓国のある建設会社で行われた式典には、赤ちゃんを抱えている社員の姿がありました。

 社員に手渡されていたのは、出産祝い金の「1億ウォン」。子ども1人につき、日本円でおよそ1000万円の出産祝い金が去年から支給されています。

 この企業ではこれまで、従業員の間で1年に平均23人の子どもが生まれていますが、去年は5人多い28人でした。企業は祝い金が出産を促したとみています。

 先月、韓国統計庁が発表した人口動向調査によりますと、去年の合計特殊出生率は0.75(暫定値)で、統計開始以来最低となったおととしの0.72をわずかに上回りました。前年を上回るのは9年ぶりです。

(「グッド!モーニング」2025年3月3日放送分より)