スマートフォンを使って目が不自由な人たちに音声情報で案内する、しゃべる点字ブロックの実証実験が仙台市泉区で始まりました。
実証実験は、泉区にある仙台市の障害者総合支援センターで始まりました。
新田智紀記者「専用のアプリを指定された点字ブロックにかざすと、視覚障害者のための音声情報が流れ出します」
実際に実証実験に参加した視覚障害者は。
「自分の頭の中に、ここはこうなっているんだと地図っていうか、景色みたいなものですかね。そういうのが描くことができるので、自分で歩きたい時に自分で歩けるツールになるなって感じました」
点字ブロックは、25個ある突起物の複数箇所に印を付けコード化した上でサーバーに音声を登録する仕組みです。
更にどの方向から見ても正確に方角を伝えられるようにするため、前後左右の4方向、それぞれの音声も登録されていてその数は最大で1億2000万通りにも及びます。このシステムの設置は東北地方で初めてです。
アプリ開発・金沢工業大学松井くにお教授「点字ブロックの上にコード化されるようになれば、全ての目の見えない見えにくい人たちが色々な所で自分がいる周りの情報を知ることができる。そういうような社会になればいいなと思ってます」