男性2人に自殺をそそのかしたとして自称・占い師の女らが逮捕された事件で、偽造したとみられる男性の遺書には「コロナ不況で仕事が取れなくなった」などと書かれていました。

 大阪府河内長野市の自称占い師・浜田淑恵容疑者(62)らは2020年8月、和歌山県湯浅町で男性2人をそそのかし、入水させた疑いが持たれています。

 女らは男性の自殺後、和歌山県警に男性の遺書とする文書を提出していました。

 その後の警察への取材で、当時提出された遺書には「コロナ不況で仕事が取れなくなり、挽回できず、夢は打ち砕かれた」などと記されていたことが分かりました。

 警察は男性の遺書を偽造した容疑でも浜田容疑者らを逮捕していて、詳しい経緯を調べています。