腰痛の症状を改善するための運動が1人でも正しく行えるよう、AI(人工知能)で支援する最新技術が公開されました。

 NECが発表した技術はAIの映像解析技術を使って背中などの動き方を分析することで、腰の曲がり具合など運動が正しくできているかをチェックします。

 その後、さらに理学療法士の知識を学習した生成AIで分析することで、具体的なアドバイスを受けることができます。

 理学療法士を巡っては、高齢化などで重要性が高まる一方、人材が不足していることが課題となっています。

 NECは自宅で1人でリハビリを行う際にも、この技術が活用できるとしていて、2025年度中のサービス提供を目指しています。

 このほか、脳卒中を経験した人の歩行を支援する靴のインソールやタブレットで撮影した映像から呼吸の回数を解析する技術なども公開されました。