みずほ銀行は、土日なども営業する新しいタイプの店舗をオープンしました。顧客獲得競争が激しくなるなか、大手銀行では新型店への転換が相次いでいます。
横浜市都筑区の商業施設に13日、オープンした「みずほのアトリエ港北ニュータウン」は、資産運用の相談や新規の口座開設などを中心とする個人向けの新型店舗です。
商業施設内という立地を生かして平日の夕方や土日も営業します。
みずほ銀行は今後5年間で、全国でおよそ140ある個人向け店舗の半数を同様の店舗に転換していく方針です。
みずほ銀行 加藤勝彦頭取 「銀行の窓口に行くのはハードルが高いとか、もっと気軽に相談できる場所が欲しいと、こういったお声を多く聞いておりまして、それをかなえられる形で銀行の枠を超えて、より身近に相談できる場所を目指しております」
日本銀行の利上げで「金利のある世界」が戻ってきたことで、銀行は企業などへの融資で収益が得られやすくなる一方、その原資となる預金の獲得競争が激しくなっています。
大手銀行は新しいタイプの店舗を続々とオープンさせることで、個人顧客の獲得に向け、店舗の利便性向上などをアピールする狙いがあります。