仙台市が850万円で新たに購入した市長の公用車をめぐり、高級すぎると一部で批判が出ています。郡市長は会見で、乗り降りのしやすさや他の自治体での導入状況を挙げて「20年は乗り継ぐ」と説明し理解を求めました。
黒塗りの真新しいトヨタの高級ミニバン、アルファードです。仙台市が市長の公用車として851万円で購入し、3月に納車されました。エグゼクティブラウンジと呼ばれる最上級グレードで、後部座席にはマッサージ機能が標準装備されています。
これまでの市長の公用車は16年前に650万円ほどで購入したセダンで、アルファード導入後は副市長の公用車として引き継がれました。
新たな公用車アルファードをめぐって、一部の市議や市民から「高級すぎるのではないか」と批判が出ています。
郡市長は会見で、これまでの公用車は故障もあったとした上で他の自治体の導入状況なども踏まえて担当課が決めたと説明しました。
郡仙台市長「遠出もございますし、乗り降りについても少し楽になるという気持ちもあるところでして、これから先20年はまた乗り継いでいこうとなっております」
担当課によりますと、仙台市を除く全国19の政令指定都市のうちアルファードなどの高級ミニバンを採用しているのは12市で、このうち4市が仙台市と同じエグゼクティブラウンジだったということです。
なお、宮城県によりますと、村井知事の公用車も同じ車種グレードで、約811万円で購入し3月に納車されたということです。