日本銀行の新しい審議委員に早稲田大学の小枝淳子元教授(49)が就任しました。複数の女性が日銀の審議委員になるのは初めてです。

日本銀行 小枝淳子審議委員 「世界的に不確実性が通商政策も含めて高いなか、国内では賃金と物価の好循環のステップは見られている。次の政策決定会合までにもっと色々な直近のデータも含めて見て、(日本経済の)今の立ち位置を判断していくのかなと」

 小枝審議委員はワシントンにあるIMF(国際通貨基金)での勤務などを経て、2022年からは早稲田大学政治経済学術院で教授を務めていました。

 今後の利上げについては「金利のある世界で経済がどう反応するか見届ける必要がある」とし、データを丁寧に分析して議論していきたいと述べました。