下請け事業者に製造させた商品を受け取らなかったとして、公正取引委員会は洋菓子メーカーの「シャトレーゼ」に勧告を行いました。

 勧告を受けたのは洋菓子の製造販売を行うシャトレーゼです。

 シャトレーゼは洋菓子用の箱などの包装資材や原料の製造を委託していた下請け事業者11社に対し、商品の一部について受け取り日を過ぎても受け取らず、その分の支払いを行っていませんでした。

 その総額は約2383万円に上ります。

 また、受け取らなかった商品は下請け事業者に無償で保管させていました。

 公正取引委員会は下請法違反にあたるとして、商品の受け取りと代金の支払いなどを勧告しました。

 シャトレーゼは「より一層のコンプライアンス強化に取り組む」とコメントしています。