愛媛県今治市の山火事は30日で発生から1週間です。煙などは確認されていないものの、山肌では今も「熱源」が確認されていて、消火活動が続いています。

 愛媛県などによりますと、今月23日に発生した山火事では、これまでに住宅など21棟が焼けたほか、今治市と隣の西条市の合わせておよそ442ヘクタールが焼失しています。

 現在も333世帯611人に避難指示が継続されていて、解除のめどは立っていないということです。

 朝から消防などがヘリコプターで山肌の「熱源」の確認を行いましたが、上空からは確認されず、ヘリによる散水も行われていません。

 一方、地上で確認された「熱源」については消防隊による放水が行われています。

 市は「熱源」への対応を急ぎ、一刻も早い「鎮圧」を目指すとしています。