アメリカのトランプ大統領が「相互関税」の一時停止を発表し、株価が急騰する数時間前に「絶好の買い時だ」とSNSに投稿したことが、相場操縦ではないかと批判の声が出ています。

 トランプ氏は9日の午前9時37分に自身のSNSに「今が絶好の買い時だ!」と書き込みました。

 その後、午後1時すぎに「相互関税」の上乗せ分について、方針を転換し発動の90日間停止を表明するとニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、3000ドル以上急騰しました。

 アメリカメディアはこの書き込みが相場操縦ではないかという市場関係者の指摘を報じています。

 また、民主党の上院議員はトランプ大統領がインサイダー取引などに関与したかどうか調査するよう議会に求めたということです。