神奈川県に住む60代の女性は今月5日、旅行で訪れた秋田県で、食用のニリンソウだと思って野草を採り、自宅に持ち帰りました。

 8日におひたしにして食べたところ、3時間半後に口・手・足の順にしびれやマヒの症状が表れ、病院に搬送されました。

 女性が食べたおひたしを調べると、トリカブトと同じ毒性成分が検出されました。

東京都薬用植物園 中村耕主任研究員 「トリカブトは食べてしまうと、重篤の場合、意識障害を起こし亡くなってしまうようなことも」

 女性はすでに退院していて、快方に向かっているということです。

 神奈川県は「過去に死亡例もあるので、確実に判断できない植物は絶対に『採らない』『食べない』『売らない』『人にあげない』」よう呼び掛けています。

(「グッド!モーニング」2025年4月16日放送分より)