宮城県の塩釜市魚市場運営会社が不適切な取引をしていた問題について、魚市場の在り方を検討する懇談会が開催され「生鮮マグロに集中せず他の魚なども扱うべきだ」といった意見が出されました。
佐藤光樹塩釜市長「長年にわたる悪しき慣習や在り方は、今の市場関係者と行政において通用しない」
塩釜市が開催した懇談会は、佐藤光樹塩釜市長や魚市場の運営会社の専務などが出席しました。
塩釜市魚市場の運営会社は、マグロなどの水揚げ代金の一部を架空会社を通じて漁船側に払った上、塩釜市にうその報告をして施設利用料を免れていました。
これにより塩釜市魚市場は、1カ月間にわたり取引できない事態となりました。
懇談会は非公開でしたが、生鮮マグロに集中している取引について出席者から「冷凍のマグロや他の魚種も取り扱うべきではないか」といった意見が出されたということです。
佐藤光樹塩釜市長「安定した金額を稼ぐためには、どういったものを新たに取り扱っていかなきゃいけないかも大きな課題になっていく」
塩釜市では、懇談会を6月までにあと2回開催し提言をまとめることにしています。