羽生選手のパレードには、全国から9万2000人が詰め掛けました。舞台裏を含め東日本放送独自の取材映像を交えながら当時の熱気をお伝えします。
記者リポート「こちらスタート地点。朝の7時30分前。パレード開始までは6時間ほどありますが、すでにこれだけの方々がパレードを楽しみにしています」
仙台市と神奈川のファン「もうドキドキしています。羽生くんの間近に見られる姿を目に焼き付けたいと思います」
パレードのコース沿いにあるコーヒー店では、窓際の席を観覧スペースとして開放されるため朝早くから多くのファンが詰め掛けました。
客「楽天イーグルスのパレードの時にも来たんですけど、ギリギリに来て失敗したので今回は早く来ました」
さらに、ここも全国各地から訪れたファンが行列を作っていました。
アナウンサーリポート「仙台市内のTシャツ売り場には、もうこんなにも沢山の人が並んでいます」
広島から来たファン「ここに並んだのは4時半できのうの朝、広島から来て。家族のために持って帰りたいと思います」
京都から来たファン「お母さんがパレードの方に並んでくれていて、私がTシャツ買って。飾るだけだし1枚でいいんですけど、パレードのお金になると聞いて2枚買おうかなって」
そして、パレード開始の時間が近づくと関係者がバタバタと動き出しました。
仙台市地下鉄勾当台公園駅の職員「本日、パレードのためこちら南口の出入り口をすべて封鎖します」
ボランティア「慌てて隙間から飛び出さないように!慌てず押さずに」
警備員「交通規制開始します!」
アナウンサーリポート「12時30分になりました警備員の方が規制を始めました」
パレードのコースになっている東二番町通でも交通規制が始まりました。沿道は全国から詰め掛けた9万2000人のファンで埋め尽くされました。羽生選手が自分の目の前を通るその瞬間に備え、思い思いに準備を整えました。
お手製の横断幕やうちわを準備してきた人、本格的な一眼レフカメラを構える人。そしてパレード開始前に化粧直しをする人もいました。
大阪から来たファン「結弦くんのおかげでいろんなところに行けるし、連れて行ってくれる。ソチにも行ったんですよ
早稲田大学関係者「彼は早稲田在校生って分からないものだから総長から言われて。旗は箱根駅伝のと同じもの」
さらに、羽生選手の名前に親近感を感じた埼玉県羽生市の市民も駆けつけました。
埼玉・羽生市から来たファン「羽生選手を勝手に応援しようと作られたグループです。手作りグッズを作って持って来ました」
そして、午後1時40分ごろ。羽生選手が車に乗りパレードが始まりました。約900メートルの距離を20分かけて進みます。
羽生選手はファンの声援に応えてなんども決めポーズを見せてくれました。さらに、東日本放送のアナウンサーの呼びかけにも。
アナウンサー「羽生選手、金メダルおめでとうございます。決めポーズお願いします」
終始ファンの要望に応えてくれた羽生選手。ファンも羽生選手のその姿勢に応えてか、パレードは混乱なく無事に終了しました。
ファン「実際自分の目で確かめられて良かった」「感動をありがとうございました」