桜の開花が待ち遠しいですが、「桜が咲くと花粉症が収まる」と言われているのを聞いたことがありますか。花粉症に悩む人には気になるところです。
仙台市泉区にある加茂耳鼻咽喉科の柴原義博院長は、開業間もない1992年から毎年敷地内でスギ花粉の飛散状況を観測しています。スギ花粉の時期は、毎日欠かさず花粉の数を計測してグラフにまとめ院内に掲示しています。
柴原義博院長「花粉の数が分かると患者さんにも背景も伝えられるし、数が多い時に症状が強く出ますので患者さんに説明しやすい」
柴原さんの観測では、2025年のスギ花粉は2月17日に飛び始め、3月13日を中心に大量のピークが来ていました。その量は何と1年分です。24日前後にも再び山ができています。
柴原義博院長「寒波が来ていて、その分たまっていて最大のピークになったと考えています。3月24日の前後あたりは花粉が多く飛んだんですが、黄砂が多く飛んだので症状が非常に強く出たと思います」
日本人の3人に1人が花粉症とも言われるスギ、今後の飛散については「桜が咲くと花粉症が収まる」と言えるでしょうか。
柴原義博院長「実際は桜が咲いていてもまだ花粉は飛んでいますので、注意してほしいと思います」
柴原院長の長年の観測からの予想では、4月20日ごろまでは花粉が飛ぶと考えています。
柴原義博院長「桜が咲くと花粉症が収まると言われているのは、花粉の量も飛散数がかなり減ってきていて患者さんは症状が軽くなってきているので、そう言われているのだと思います。桜が散るまで我慢してほしいと思います
花粉が飛び始めた2月から3月上旬にかけて寒波の影響で花粉はあまり飛ばず、気温が上がった3月13日に一気に大量に飛散し、ピークは越えたとみています。
桜が咲くと花粉は収束するかというと柴原院長は、例年の傾向を見ると桜が散るころに収束するとしていて、2週間後あたりと分析しています。
特に注意が必要な点があります。しばらく雨が続きましたが、雨の後に気温が上がると大量飛散するため、桜が咲き始める週が要警戒です。
柴原院長から、花見は午前中がおすすめとアドバイスをいただきました。
花粉は1日の中で気温の上昇とともに増えて、最高気温となる昼過ぎにピークになるので、花見は花粉の飛散が少ない午前中が良いということです。
スギが収束した後はヒノキが続くが、宮城県は比較的ヒノキが少ないため、次に警戒が必要なのはイネ科のカモガヤで、5月下旬から6月上旬がピークということです。