宮城県内の多くの小学校で卒業式が行われ、子どもたちの門出を祝いました。

 このうち仙台市青葉区の片平丁小学校では、6年生95人が式に臨み、教職員や保護者が門出を祝いました。

 卒業生は少し緊張した表情で卒業証書を受け取ると、体育館の後ろで式を見守る保護者に向かって一礼し、保護者も立ち上がってそれに応えました。

 新型コロナ対策として、保護者の参加は卒業生1人につき1人までに制限したほか、合唱や卒業生の代表による門出の言葉は、マスクを着けたまま行いました。

 卒業生「地震が起きた後だったので、卒業式が延期になるかもと思っていたんですけれども、みんなで卒業できたので、とてもうれしかったです」

 「いらっとすることとか言ったりしたけれども、12年間育ててくれたお母さんたちには、感謝を伝えたいです」

 「中学校に行っても色々なことを乗り越えながら、みんなと一緒にがんばっていきます」

 県教育委員会によりますと、16日の地震で建物に被害が出るなどして、山元町では小学校4校が18日の卒業式を23日に延期したということです。