東北電力は3月の地震の影響で停止している火力発電所のうち2カ所で、7月に運転を再開すると発表しました。夏の電力使用のピークに向けた供給力は確保できる見通しです。

 これは28日のの定例会見で発表されました。運転が再開されるのは、3月16日の地震の影響で点検が延長されていた仙台火力発電所と福島の原町火力発電所2号機です。

 復旧予定時期は仙台火力が7月11日、原町火力が7月13日です。

 これらの発電所の運転が再開されれば、気温の上昇が予想される2022年の夏も、供給力は十分確保できる見通しだということです。

 東北電力ネットワーク山田利之常務「7月中旬に向けていろんな火力が補修停止から復帰してくるので、そちらの供給力も活用しながら今後の夏季のピークに備えたい」

 東北電力は、今後も季節外れの高温が予想されることから、電力の安定供給のためトラブルの未然防止に努めたいとしています。