お茶の産地として知られる宮城県石巻市桃生町に、東北で初めての紅茶を作る工場が完成しました。
この工場は、ファーム・ソレイユ東北が建設したもので、販売している石巻の紅茶kitahaにちなんで、kitahanoneと名付けられました。
工場では、地元で取れた桃生茶を使って紅茶やウーロン茶を製造します。
発酵茶を作る工場は、東北では初めてです。
ファーム・ソレイユ東北日野朱夏さん「400年歴史のある伊達政宗公が奨励した桃生茶を、次世代につなげていきたいという思いで作ったものになります」
石巻の紅茶kitahaは、2019年G20大阪サミットの夕食会にも提供されました。
東北の寒い土地で育つため、茶葉が肉厚で甘みがあり飲みやすいのが特徴です。
これまでは、茶葉を静岡に運んで加工していましたが、今後は鮮度と品質を保ったまま加工できるようになるということです。
工場は9日から稼働する予定で、10月ごろから紅茶を出荷して、いしのまき元気いちばや仙台駅の土産物店、オンラインショップなどで販売する予定です。