宮城県大郷町のスポーツパーク構想をめぐり、住民投票の執行停止を決定した裁判所の判断に対し、大郷町は即時抗告しないことを明らかにしました。住民投票は中止となります。

 田中学大郷町長は10日に会見を開き、裁判所の決定に異議を唱える即時抗告はしないことを明らかにしました。

 大郷町のスポーツパーク構想をめぐっては、議会の解散請求に向けた署名の一部が無効であるとして、町議会議員3人が仙台地裁に住民投票の執行停止を求めていて、申し立てが8日に認められました。

 町が即時抗告しないことで、20日に予定されていた住民投票は事実上中止となります。

 一方で、田中町長は引き続きスポーツパーク構想を継続する方針を示しました。