安倍元総理が8日、奈良市で参院選の応援演説中に銃で撃たれて亡くなったことを受け、宮城県内からも悼む声が聞かれました。

 安倍元総理は、総理在任中、何度も東日本大震災の被災地を訪れ、復旧・復興に尽力しました。南三陸町には7回訪問し、住民と意見を交わしました。

 さんさん商店街でかまぼこ店を営む及川善祐さんは、安倍総理が訪れた際に商店街を案内しました。その時の写真を今でも大切に保存しています。

 及善蒲鉾店・及川善祐さん「よくここまで頑張りましたねと、そして応援しますからねと。私たち被災地に寄り添ってくださった。そういう総理だと思っております」

 知事や市長らも安倍元総理の突然の死を悼みました。

 村井知事は、「東日本大震災の被災地を幾度となくご訪問いただき、被災者に寄り添いながら、宮城の復旧・復興にご尽力いただいたことに、感謝の言葉しかありません。安倍元総理のご冥福を心よりお祈り申し上げます」とコメントしています。

 また、仙台市の郡市長は「強いリーダーシップにより、永きにわたり日本のためにご尽力いただいた安倍元総理に、心より哀悼の意を表明いたします」とコメントしています。