赤字ローカル鉄道の見直しを巡り、村井宮城県知事はJR東日本や地元自治体を交えた協議に応じる考えを示しました。
村井知事「一方的に鉄路でなければ駄目だというのもこれから人口がどんどん減っていくことを考えたら、私は難しいのではないかと思っています」
JR東日本が赤字ローカル線の見直しに向け、地方路線ごとの収支を初めて公表したことについて、村井知事は理解を示しました。 県内では、陸羽東線や大船渡線など4路線5区間が対象でバスへの転換のほか、自治体出資の第3セクターにしたり、線路などの施設は自治体が持つ公有民営にしたりして鉄路を残す選択肢も考えられます。
JRが地元の自治体と順次進めていきたいとする見直し協議について、村井知事は国の支援をできるだけ引き出したい考えを示しました。
村井知事「負担を一方的にJRに押し付けるのは無理があるし、と言って我々が赤字分をすべて負担するのは無理があるし、国がどこまで関与するか。できるだけ国の協力というものを引き出していくのかが重要です」