宮城県気仙沼市の閉山となった金山で、日本酒を熟成させる取り組みが始まりました。

 120年ほど前、当時世界最大級の金が採れたとされる鹿折金山。

 気仙沼市の酒造会社、男山本店がその坑道を使って日本酒を熟成させる取り組みを始めました。

 坑道は日差しの影響を受けず、年間を通して温度が10度前後と安定しているため、非常に良い貯蔵環境だということです。

 男山本店菅原昭彦社長「多分まろやかになって、いわゆる硬さも取れてお酒の丸みが増して、良い熟成ができたお酒が誕生するんじゃないかと思っています」

 男山本店では日本酒、蒼天伝を2023年秋まで熟成させ、その後、販売する予定です。