イオン仙台店などが入居していた仙台市中心部の読売仙台ビルが、新たに商業施設やホテルが入ったビルへと建て替えられることが分かりました。
ビルを所有する読売新聞東京本社と共同でプロジェクトを進める東急不動産が、会見で明らかにしました。
仙台市青葉区中央の読売仙台ビルでは、イオン仙台店が閉店するなどビルに入る全ての店舗と事務所が2025年2月末までに退去していました。
新たなビルは地上10階以上を想定していて、延べ床面積は約4万2000平方メートルで低層階に店舗、高層階にホテルが入る計画です。
中間の階層にオフィスを設けるほか、地下駐車場も整備されます。東三番丁通側にはイベントが開催できる屋外広場を作り、地域のにぎわい作りに貢献したいとしています。
5月1日からビルの解体工事を始め、新たなビルの工事完了は2029年度を予定しているということです。
読売新聞東京本社不動産センター恒次徹センター長「読売と東急不動産とで、仙台の中心部で新たな価値を創造できるように知恵を出し合って協力を進めて参りたいと考えております」
仙台市中心部では再開発の計画が複数進められていて、青葉区一番町の電力ビルの建て替えが予定されているほか、西口の商業施設EDEN跡地の活用などが注目されています。