海賊版のコンテンツに閲覧者を誘導する、いわゆるリーチサイトを運営し著作権を侵害した疑いで、宮城県警は東京都の法人を書類送検しました。法人としての摘発は全国で初めてとなります。

 著作権法違反の疑いで書類送検されたのは、東京都豊島区のウェブサイト運営会社です。運営会社の社長、梶原康勲容疑者は既に逮捕送検されています。

 県警によりますと会社は7月上旬から8月下旬までの間、自社が開設したサイトにアダルトビデオ13作品が違法にアップロードされたサイトのリンクを掲載し、利用者を誘導する、いわゆるリーチサイトを運営した疑いが持たれています。

 権利者の団体によりますと、リーチサイトは漫画や動画の海賊版そのものは掲載しないものの、リンクを載せることで利用者を誘導します。

 リーチサイトを運営する法人が摘発されるのは全国で初めてです。

 梶原容疑者は、5、6年前にこの運営会社を設立し、これまでに得た広告収入は1億3000万円に上ると見られています。