宮城県の塩釜神社では、正月の縁起物作りが最盛期を迎えています。コロナ禍で迎える3回目の年末年始も参拝客が集中しないよう、例年より早く12月1日から授与が始まります。
塩釜神社では、10月から鏑矢や熊手などの縁起物作りが進められています。
幸先良い新年を迎えられるようにと願いが込められた幸先矢には、国の天然記念物である境内の塩釜桜に見立てた花飾りや、新年の干支、卯が描かれた絵馬などが取り付けられています。
縁起物は例年12月末から授与していましたが、2年前から新型コロナ対策として参拝客が集中しないよう授与の開始時期を前倒ししていて、12月1日から始まります。
塩釜神社前川成文権禰宜「12月中に早めに縁起物を受けていただいて、年が明けてから初詣とゆっくりお参りしていただければという思いもありますので、早めに開始しております。卯にあやかって、飛躍のある年とか穏やかな年でありますようにという思いが一番強いです」
塩釜神社では、12月中旬ごろまでに1万1750もの縁起物を製作するということです。